FCドラゴンのサッカー練習
FCドラゴンのサッカー練習は、各自の技術と個性を伸ばすことに重点を置いています。そして、その技術と考えをサポートするのが指導者です。
プレ・ゴールデンエイジの小学3・.4年生、及びゴールデンエイジと呼ばれる小学5・6生には、試合成績重視の過大な圧力はあまり意味がありません。意味がないというよりは、かえって障害があるといっても過言ではないと考えています。この年齢での体の酷使、心理的圧力は避け、十分に基礎技術・基礎体力を培い、試合におけるプレッシャーが始まる中学生に備えるべきと考えます。
1.技術の向上
技術においては、ボールの扱い、身体の扱いを自分でコントロールする能力を身に付けさせなければなりません。FCドラゴンのサッカー練習では、ほぼ全ての練習にボールを使い、ボールと共に準備運動も行っています。とにかく、出来る限りボールに触れる事。そして、ボールと『仲良し』と言う低いレベルではなく、ボールと『一体化』するほどに、馴染まなければならないと思います。ブラジルでは、サッカーボールは『愛する恋人』と同じと言われています。ボール扱いを少しでも誤れば命取り。あらぬ方向へと走り去ってしまいます。
ボールを本気で追いかけて、自分の思いをぶつければボールはその答えを明確に出してくれます。
そのために小さい時からボールを大切に扱う事から始めなければならないこと、そうでないとサッカーは上達しないことを教えています。
2.体力の向上
体力があってのサッカーです。どんなに高い技術を取得しても、長い試合時間の中でそれを存分に生かす体力がなければ意味がありません。より速く走る、より高くジャンプする、これらの身体的能力に加え、持久力が必要になります。練習日のサッカー練習だけでは、理想とする技術と体力はつきません。個人でサッカーの時間をつくり自分で技術練習と体力づくりを常に行うことを教えています。
サッカーを楽しく出来るようになるには、自分の身体的能力を向上させることが大切なのだと教えています。
3.気力を生み出す
サッカーは勝ち負けを決めるゲームスポーツですから、勝ち負けにはとことんこだわるべきだと思います。グランドの中では『ライオン』になった気持ちでプレーする気力を育てたいと指導しています。時には、グランドの中ではけんかもあります。
大人しい選手より、気迫を持った、気力あるプレーができる選手、普段の練習から情熱を持ってボールを追いかけること、そして『何故、サッカーをやっているのか』常に目標を持ってプレーできる選手、サッカーが好きで、自分の考えを思いっきりサッカーにぶつけることができる選手を育てたいと考えています。